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崩壊地の固有種
- 2009/07/05(Sun) -
ガマ岩を過ぎて少し行くと、右手が一気に開けます。

IMG_1779.jpg

蛇紋岩崩壊地。

蛇紋岩質は非常に崩れやすく、夕張岳周辺にはこのような崩壊地がいくつかあります。

登山道から見られるのはここと吹き通しの2箇所だけ。


手前に見えている白い花はチングルマ。

ちょうど満開でした。

IMG_1778.jpg


そしてこの崩壊地の途中に…
IMG_1468.jpg

おお!


IMG_1474.jpg

おおお!!


IMG_1472.jpg

固有種その一、ユウパリコザクラです。

去年より雪どけが遅いせいか、崩壊地上部、つまりより登山道側で咲いていました。

下部のものはこれから咲き始めるのでしょう。


それでも300mm+トリミングでこの写真ですが、特徴である長い筒状部が見えます。

そしてこの花は崩壊地より先の湿原でさらに近くで見られました。

IMG_1543_20090705225341.jpg

これも300mm+トリミングですが、かなりアップで撮ることができました。

少々重いサンヨンを持って登った甲斐があったというものです。


エゾコザクラ同様、雪どけが遅い場所ではかなり遅くまで見られます。

遅いものは8月まで咲いているそうです。


崩壊地に戻りましょう。

濃いピンク色のユウパリコザクラはよく目立ちますが、もう一種は蛇紋岩の色にまぎれて双眼鏡で探してもなかなか見つかりません。

しかしこちらも去年よりずっと近い場所で咲いていました。

IMG_15041.jpg

シソバキスミレ。

こちらも夕張岳固有種。背の低い小さなスミレです。

ちなみに背が低いのは標高が高いからで、低標高ではかなり株立ちする個体が多いそうです。


この写真も300mm+トリミングで、元の写真はこれ。

IMG_1504.jpg

咲いている2株のほかにも、花を落とした2株が写っています。

双眼鏡で覗くと、崩壊地下部にもかなりの株が咲いていました。

それでも個体数は相変わらず少ないです。遺伝的多様性は保っているんでしょうか。


IMG_1508.jpg

遠くに咲いていた株。

去年はこのくらいの距離で見るものが多かったので、近くで見られたのは嬉しいですね。


崩壊地の反対側にも花は咲いています。

スミレつながりでこの花を。

IMG_1491.jpg

ムシトリスミレ。スミレの名がつきますがスミレにあらず。

いつ見ても不思議な花です。

そしてこの花が簡単に見られるところがさすが夕張岳です。

蛇紋岩地というよりは湿地に多く、湿原ではいたるところで群生していました。

IMG_1484.jpg


この崩壊地では撮影に20分ほど要しました。

上部に行けば行くほど足が進まなくなる夕張岳。こんな調子で登頂はできるのでしょうか…。

次は吹き通しまでの花々です。


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コメント
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こんにちは。
岩や小石がごろごろしているところに咲いているエゾコザクラ。
鮮やかな赤紫色がとても綺麗ですね。
本当に心を和ませてくれる可愛らしさですね。
それからムシトリスミレ、これは食虫植物なのでしょうか?白と紫のステキな色合いのお花ですが、名前からするとちょっと妖しい美しさに見ます。

夕張岳登山、きつい登山のようですね。

でも、続きが楽しみです。

がんばって下さい^^
2009/07/06 12:55  | URL | (likebirds妻) #mWU2kfHQ[ 編集] |  ▲ top

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チングルマ、可愛い♪
何度見ても飽きないお花です。

ユウパリコザクラ、楽しみにしてました♪
ユキワリコザクラでだいぶ免疫ができていましたが、やっぱり可愛いです(*^_^*)
お花の付き方が上品ですね♪ 筒状部が長くて驚きました(@_@)
コザクラって皆似ていますが、よく見るとそれぞれに個性があって素敵ですよね。

シソバキスミレは去年より大きく撮れましたね。
荒涼とした場所に健気に咲いている姿には感動します。
数は少ないのですね。 このスミレがたくさん咲いているところを見たいものです。

ムシトリスミレ、今年も健在ですね。
お花は白と紫のグラデーションが綺麗なスミレにしか見えませんが、葉が不気味です。
可愛い花で虫をおびき寄せて・・・、騙しのテクニックが凄いです。

撮影は早いですね〜。 これだけ上手に撮っているのに所要時間が短いです。
私なら何時間かかるか分かりません(笑)
2009/07/09 17:24  | URL | nivalis #-[ 編集] |  ▲ top

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出ました!ユウパリコザクラ!!
長〜い筒状部、横から見るとやっぱりすごいです。
花数もポツポツとしかつかないのでしょうが、それがまた愛らしいですね。

夕張岳はエゾシカの食害が増えているとのことですが、そんな感じはあったのでしょうか。
雪解け時に花の根などを食べてしまうのでしょうか。
ちょっと心配ですね〜
2009/07/10 08:48  | URL | ezomomonga #H94ZE/5g[ 編集] |  ▲ top

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likebirdsさん、こんばんは!

ムシトリスミレは葉に粘着質があって、止まった虫を捕まえるそうです。
栄養は光合成で得ているので、足りない分の補助だそうですが。
綺麗ですが、面白い植物ですよね。

夕張は花が出始めると傾斜もゆるやかになり、山頂近くまでは楽に登れますよ。
ですが、貴重な花が次々に出てくるので、むしろ進むのが遅くなります(笑
これはどこの山でも一緒なのですが…。
2009/07/10 22:16  | URL | kim #unRfcHoo[ 編集] |  ▲ top

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nivalisさん、こんばんは!

コザクラの類はいつ見ても可愛いですよね。
ユウパリは珍しさもあってより美しく見えてしまいます。
夕張岳ではガマ岩付近にユキワリソウが分布しますが、ユウパリは筒部の長さですぐにわかります。

シソバキは山麓の自生地では割と個体数が多いそうです。
やはり登山道脇という立地がこの場所の個体群を衰退させたのでしょう。
上部の崩壊地もこの他にいくつかあるので、そちらの個体群も気になるところです。

この2種は夕張岳の宝と言うべき花なので、いつまでも残っていて欲しいものです。
2009/07/10 22:25  | URL | kim #unRfcHoo[ 編集] |  ▲ top

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ezomomongaさん、こんばんは!

今年も見れましたよ!今度はしっかり撮れて満足でした。
ユキワリ系よりも花は少ないですよね。エゾコザクラみたいです。
実際、花の感じはユキワリソウ寄りですが、生態はエゾコザクラ寄りですね。
雪田跡の湿生地に多く、開花時期は消雪パターンに依存するところがエゾコザクラそっくりです。
ということは昔は雪田跡一面に咲いていたのでしょうか…

エゾシカの食害、ちょっと気になってました。
シカ食害かはわかりませんが、吹き通しのタカネスミレが減っていたんですよね…。
知床半島ではシレトコスミレが食べられているそうなので、スミレ好きなのかもしれません。
ユキバヒゴタイが食べられているのは知っていましたが…
2009/07/10 22:49  | URL | kim #unRfcHoo[ 編集] |  ▲ top


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