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黄色い花々
- 2009/07/04(Sat) -
望岳台を過ぎて少し歩くと、そこからは黄色い花々が次々と見られ始めます。

まずは去年ケエゾキスミレが群生していた場所…

…はなんと雪渓で覆われていました。

そうなのです。今年は5月〜6月の低温のせいか、高山の雪どけがかなり遅いのです。

去年が異常に早かったのもありますが、例年に比べてもかなり遅め。


ケエゾキスミレはほとんどが芽吹きか、よくても蕾。

なんとか日当たりの良い場所で咲いている個体を発見。

IMG_1443.jpg
ちょっと進んで湿原入口に来ると、今度はたくさん咲いていました。

こちらの方が雪どけが早く、花期が早まるようです。

IMG_1446.jpg


フギレキスミレも同様な状態。

ただ、フギレキスミレは雪どけの遅い斜面のみに咲くので、自生地はほとんど雪の下。

唯一開いていたものはフギレ方が微妙…。

IMG_1815.jpg

根生葉はしっかりフギレていました。


雪どけ直後の斜面にはスミレより大きくて眩しい黄色の花が咲きます。

IMG_1814.jpg

エゾノリュウキンカ。

4月初めに函館の低地で見てから3ヶ月、この花にはいたるところでちょくちょくお目にかかっています。


湿地に出て、登山道が木道になりはじめると出てくるのがこの花。

IMG_1555.jpg

キバナノコマノツメ。

亜高山の湿り気の多い樹林下や草原に多いスミレ。

IMG_1659.jpg

唇弁が細長く、側弁が上方へ向いているのが大きな特徴。

この形、大好きです。花の形は日本産スミレの中でも特に美しいと思います。

去年登ったときは1200m付近から山頂に至るまで大量に咲いていましたが、今回はやはり時期が早いようで、あまり咲いている株は見ませんでした。

IMG_1650.jpg


そして湿原を抜けると、ここでも黄色い花。

IMG_1456.jpg

エゾウサギギク。

こちらも咲いていたのはこの一株のみ。

ちなみに変種ウサギギクは花冠筒部が有毛。

…花を引っこ抜かないとわからないそうです。というわけで、「おそらく」エゾウサギギク。


さて、夕張岳には登山道脇に大きな岩塊がいくつかあります。

構成岩は蛇紋岩。こういう岩は双眼鏡でチェックしないとなりません。

珍しい植物はほとんど盗掘され、目に見える場所からは消えていますが、人の手が届かない場所にわずかに残っている可能性があるからです。


結果的に目的の花は見つけることができませんでしたが、こんな花を見つけました。

IMG_1806.jpg

300mm手持ち、SS1/125なのでかなりぶれてますが、真ん中あたりにある白くて小さいものは花です。

現場ではナガバツガザクラとしかわかりませんでしたが、帰って拡大すると花柄が緑色。

夕張岳、日高山脈に見られるナガバツガザクラの品種、カオルツガザクラです。

…まあこんな写真じゃわからないですが、登山道から離れた岩に生えていたのでこれが限界でした。

ちなみに上にある黄色い花はミヤマダイコンソウです。


ガマ岩のそばを通り過ぎ、少し進むと…

IMG_1483.jpg

ヒメナツトウダイ、


IMG_1479.jpg

タカネタンポポ(ユウパリタンポポ)が見られ、

この反対側には大きな崩壊地があります。


この崩壊地に、あの花やあの花が咲いているのです!

…というわけで次回は固有種2種の登場です。


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コメント
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ケエゾキ、綺麗ですね!
さすがオオバキスミレの亜種(で良いでしょうか?)で、エゾキスミレの変種、ですね。
フギレキスミレは葉が不規則なギザギザ、ちゃんとフギレてますね。

キバナ姫は相変わらずお美しい☆
上向きの側弁は可愛くて、若々しい感じがします。 葉はまん丸なのですね(^^)
黄色いスミレは明るくて綺麗です♪

ここでは、エゾノリュウキンカがまだ見られるのですね(@_@)
このお花はほんとに眩しい黄色が綺麗で良いですよね♪

エゾウサギギク、葉は違いますが、お花はミヤマアズマギクのような雰囲気ですね。
綺麗なお花ですね。 この手のお花で黄色は新鮮で素敵です♪

カオルツガザクラ、ナガバツガザクラも初めて耳にする名前です。
ナガバは花柄とがく片が紫紅色なのですね。
カオルは私が持っている図鑑には載っていませんでした。
近くで見てみたかったです。

ヒメナツトウダイは、上から撮ると、葉の上にちょこんと乗ったように見えるお花が可愛いです♪
面白いお花ですね。

タカネタンポポは昨年も見せてもらいましたが、こんな貴重なタンポポがまだ残っているのは嬉しいことです。
気品があって綺麗なタンポポですね♪
2009/07/06 19:22  | URL | nivalis #-[ 編集] |  ▲ top

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ナガバツガザクラは崖に張り付いているので、いつも遠〜くからしか確認できない私ですが
なんと夕張岳ではカオルツガザクラが見られるのですね!
初めて聞く名前ですが、素敵な響きです♪
上部に咲いているミヤマダイコンソウとのコラボが、これまた美しい♪

更に黄色い花たちが賑やかでですね〜
微妙なフギレ方、暑寒別のふもとではこういう感じが多かったですよね。
エゾウサギギクもこれから山ではよく出会う花ですが
まるで小さなヒマワリのようで、疲れた時に元気をくれます!

目に見える場所の珍しいものは盗掘され・・・・
ふぅぅぅ〜っとため息です・・・・
2009/07/10 09:07  | URL | ezomomonga #H94ZE/5g[ 編集] |  ▲ top

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nivalisさん、こんばんは!

黄色いスミレは紫と違った独特の美しさがいいですよね〜。
キバナノコマノツメはいつ見ても素晴らしい花です。あまり咲いていなかったのが残念です…。
ケエゾキの分類は面倒なことになってますよね。
オオバキスミレの亜種であるエゾキスミレの変種です。
種小名の下に二つ以上名前が続くとわけがわからなくなりますね。

貴重な花が次々出てくるのはさすがです。
アポイと言い夕張と言い、花の名山は伊達じゃないです。
2009/07/10 22:00  | URL | kim #unRfcHoo[ 編集] |  ▲ top

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ezomomongaさん、こんばんは!

ナガバツガザクラは私も見たことがありませんでした。
見られる場所に行けば足元にあるらしいのですが…。
カオルツガザクラは梅沢さんの新刊で知りました。
事前に予習していったものの、この距離では厳しかったです。

フギレキスミレはフギレオオバキスミレよりフギレ方が浅いですね〜。
暑寒別の中間型がこんな感じでしたね。
こちらはケエゾキスミレと完全に混生していて、見分けが難しいです。

夕張岳の盗掘は最近は減ったそうですが…
難しい問題ですよね。
2009/07/10 22:06  | URL | kim #unRfcHoo[ 編集] |  ▲ top


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