崖を離れ、草原に向かって歩いていくと…
どんどん視界が悪くなり、あたりは真っ白に。
これでは鳥なんて…と思っていると、不意に大きな影が上空を横切ったので咄嗟にカメラを向けました。

オジロワシ成鳥。
この鳥を見て、そういえばここは道東だった、と実感。
近くで繁殖している個体でしょう。名もなき沼を越えて霧の中へ消えていきました。
そしてそのまま沼から視線を外そうとすると、沼の中に白いものが…

タンチョウ。
そういえばここは道東だった(2回目)。
ペアで行動していましたが、私の方を気にしながらゆっくりと遠ざかっていくところを見ると、足元にヒナがいたのでしょう。
花ばかり見ていて全然気がつきませんでした。驚かせてしまったようです。
霧の中からは色々な鳥の声が聞こえてきます。
特に多いのは、

コヨシキリ。

一生懸命鳴いています。
この鳥の声はオオヨシキリほどの迫力がなく、どこか可愛いです。

ノビタキや、

オオジュリン、

電柱ではオオジシギ。
それぞれ、霧の中で自己主張しています。
霧で視界が利かなくても、耳だけは常に賑やかです。
この他にも色々な鳥の声がどんどん耳に入ってきます。
ノゴマ、ベニマシコ、エゾセンニュウ、マキノセンニュウ、ホオジロ、ホオアカ、シマアオジ…
…シマアオジ?
一瞬スルーしかけてはっと気づき、声のする方を探すも、主は霧の彼方に点が見えるだけ。
双眼鏡で覗いても、視界が利かないので黄色かどうかもわかりません。
結局そのまま彼は姿を消してしまいましたが、あの哀愁漂うさえずりはシマアオジのはず…
根室半島でも少ないながら繁殖しているんですね。
霧の中の鳥見は鳥「聴き」になってしまいましたが、なかなか楽しめました。
そして海岸草原の花たちも。次はそちらを載せていきます。
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