沼ノ原から急登を越え、緩やかな登りになっている平原を進みます。
ところどころにあるハイマツが高山帯の景色を作り出す五色ヶ原。
チングルマの群落が遥か彼方まで広がる、広大な緩斜面です。

この斜面の登りが長いこと長いこと。
蛇行に蛇行を重ね、遠くに見える五色岳山頂が一向に近づいてきません。
木道が整備されているので歩きやすいのが救いではあります。
そのうちに空も明るくなり、晴れ間が覗き始めました。

遠くに見える大きな沼がある一帯が沼ノ原。手前の沼の名前は不明。
紅葉は6〜7分といったところ。色づきかけた木々の葉と笹やハイマツの緑色が美しいグラデーションになっていました。
登り始めて4時間、ようやく五色岳山頂に到着。

大雪山系では比較的マイナーな山。ここから化雲岳を経てトムラウシ、また忠別岳への縦走路が続いています。
後で地図で確認すると、沼ノ原登山口から五色岳山頂までの道は片道9km。日帰り登山にしてはかなりの距離です。
五色岳は広大な平原の中の少し盛り上がったところという感じで、南側はずっと先まで草原が続いています。
しかし北側の景色は急斜面の向こうに忠別岳が間近に迫るなかなかの迫力。
紅葉もある程度は進んでおり、晴れ間も手伝って綺麗な景色を見ることができました。

山頂で休憩した後、下山開始。
この頃から青空がよく見え出し、登りはずっと雲の中だったトムラウシ山も霞の向こうにうっすらと雄姿を見せてくれました。

晴れた!

晴れると色の出方が全然違います。
真っ赤なナナカマドも青空のおかげでより一層綺麗に。

トムラウシが見え始めたことで、沼の原からの景色にも期待がかかります。
続きます。

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